Sling lifeとは

sling_01ベビースリングって何? 

スリングは第二の子宮と呼ばれている赤ちゃんを抱っこするための一枚布で出来た抱っこ袋です。リングがあるタイプとないタイプがあり、SLASではリングありのタイプを推奨し、講座対象としています。
スリングの中で寝ているベビーの姿はまるで子宮の中にいた時と同じような格好でいることからそう呼ばれています。従来の抱っこ紐と違って密着度が高く、その分重心も高い位置で安定し、重みは肩ではなく背中中心にきます。
スタイリッシュな部分ばかり先行しているようですが…実は理にかなった育児グッズなのです。そしてスリングって抱っこする親の方が楽になるものではなく、赤ちゃんも、ママも幸せになれるものです。
SLASでは移動キャリアとしてと捕らえず、コミュニケーションツールとしてのスリングを提案しています。

                                                                       
歴史 

スリングの原型となるものは、太古の昔から世界の様々な地域で使われてきました。
東南アジア、中央アジア、アフリカ大陸、など、世界各地に見られ、
日本では「シアーズ博士夫婦のベビーブック」という本で詳しく紹介されたことから広く知られるようになったようです。
まずラ・レーチェリーグにより紹介され、2001年頃から、育児雑誌などを中心に広がりだし、特に2007年ごろより日本でも利用者が増えてきました。

                                                                       
メリット》

・スリングで抱っこすることによりママはベビーの温かさ、においを感じて安心し、ベビーはママの心音を聞き、体温、声や匂いを近くに感じて安心する
・「新生児の環境を出来るだけ子宮に近づけることにより、赤ちゃんに生まれながらに備わっている自己沈静反射運動の機能が最大限に引き出され、ストレスが減少し、赤ちゃんは安心して眠ることが出来る」
…とアメリカの小児科医であるカーブ医師は 「泣く子も眠る。長~く眠る新しい方法」という本の中で提唱し、スリングは子宮状態に近づけることが可能である

・親としての感受性が向上し、育児ホルモンが分泌されて母性や父性が向上すると言われている
・親はベビーを近くに感じることで、ベビーからのシグナルを敏感に捉えることができるようになる

一方、ベビーは泣くことが少なく、大きくなってからぐずったり駄々をこねたりすることも少なくなって、親から自立するのも早くなる傾向がある

・ベビーがお腹の中にいたときのように背を丸めた姿勢は、直立二足歩行を行う人間の脊柱が自然なS字状の生理曲線を作っていくために、最も必要な姿勢であり、スリングは月齢に応じた背中の丸みと股関節の形をキープできる
・新生児期から介護される年齢まで使用することが可能である(スリングの耐久度により変化)
・赤ちゃんがリラックスした状態で抱っこできる
・使わないときでもコンパクト
・どこへでも持っていけて、スリング以外にもいろんな用途がある
・両手があくので、家事も可能であり、上の子と手をつないで道を歩いたりと色々便利になる

                                                                       
デメリット》

・作りは簡単だが使い方にコツがいり、練習が必要である
・日本では歴史が浅いこともあり、作っているメーカーによって推奨している抱き方や使い方が微妙に違うためユーザーがきちんとした使い方を把握することが難しい。また、表現や安全基準も明確でなく、統一されてないので何もかも初めてのママには戸惑うことが多い
・自己流の使い方では危険を伴うこともあるので講習会などに参加する必要がある
・インターネットでの販売が主流で 使い方の指導を直接受ける機会が少ない
・メーカーが販売しているスリングだからといって自分の体型にあったものであるとは限らず実際に試着したり、手にとって購入する機会が少ない
・間違った使用ではBabyは股関節脱臼を誘発する可能性が、使用する人は肩こりや腰痛の悪化を誘発する可能性がある
・質と機能はものによって異なるので、長さやサイズ、生地の厚さなど自分に使いやすいものを探す必要がある
・赤ちゃんによってはスリングになじまなかったり、慣れるまで時間が必要な場合もあるので、様々な抱き方を試したり、時間を置いて試したりすることがある

                                                                       
<Sling Rhythmとは>

・Sling Rhytmってなに?
Slingに包まれたベビーは全てを預けて心地がよい状態です。
そんなリラックスした状態で、抱く人とベビーのコミュニケーションタイムを作ります。
Slingでベビーを抱っこしたまま、家事、ベビーをあやす時にダンスの要素を加えながら楽しむ事を提案します。
ただ単に動くのではなく、ママの体のメンテナンスのための運動を行います。
あくまでもコミュニケーションタイムであることが優先です。

・なぜエクソサイズが必要なの?
ママの体の変化→妊娠中に胎児の成長に合わせて、骨盤が左右に広がり筋肉が緩んでいきます。
姿勢は胎児の成長にあわせ重心が後ろになります。
しかし、バランスをとるために腰を反らせる姿勢になります。
→出産時には、胎児の通り道のため約10cm骨盤が広がり、仙骨は後ろにせり上がり恥骨部分が離れます。
→出産後は、ホルモンの作用で妊娠前の体に戻ろうとしますが、妊娠中、出産時の体の変化により妊娠前のように動くことはできません。10ヶ月ベビーを大事 に守ってきた体です。すぐには元通りにはなりません。姿勢は、腹筋と背筋が緩んでいるので、重心は後ろで猫背になりがちになります。

・筋肉や骨格が緩んだままだとどうなるの?
各自症状は色々ですが、恥骨や、背中、腰の痛み。疲れやすい、だるい、お腹が引き締まらない、お尻が大きいまま、O脚。
内臓面では、骨盤底筋群で内臓を支えていますが出産後は、ゆるいハンモックのようになってしまっているため、胃下垂、子宮脱、直腸脱、尿漏れなどになってしまいます。

・どこを鍛えるの?
1番最優先に鍛える筋肉は、骨盤底筋群です。
骨盤を元の位置に戻し、体の健康と美しさを戻します。
骨盤底筋群を鍛えて、基礎代謝をあげて太りにくい体にします。

・なぜSlingなの?
ママはとっても忙しい。自分の時間を作るというよりも、家事と子供との時間を作っているといっても過言ではないのではないのでしょうか?
ベビーを抱っこしたまま、掃除やお洗濯、ベビーが泣いているときにあやして抱っこする。この時に抱っこ紐では足があたる、素手で抱っこは長時間が無理、そしてなによりも、両手があかない。
しかし、Slingは両手が離せて走ったり、スキップしたり、授乳したりできます。
なによりも、ベビーがぴったりくっついて顔がママの顔のそばにあり、ベビーが1番リラックスできる姿勢で抱っこができるのがSlingなのです。
「~ため」にSlingで抱っこではなく、いつもSlingを身につけ、必要な時はSlingで抱っこ…なにげない動作も自然な流れになります。
そんな快適なアイテムで、さらにステップアップして、Slingを生活にもっともっと取り入れていただきたいと心から願っています。
Slingが生活に溶け込むと、「ママとベビーが一緒に何かが出来る」に変わります。
また、Slingを使ってベビーを抱っこすると、ベビーは背中を丸く、足はM字開脚になり、子宮にいたときと同じ姿勢に近くなります。
ママは私たち大人の背骨の基本姿勢である「S字湾曲」がきちんとキープできます。
なぜなら ベビーの体重は肩甲骨の間に背中を押す形でかかるため、必然的に胸郭が前湾に、腰椎が後湾するのです。
正しい姿勢をキープし、子供とのコミュニケーションタイムとして使えないかな?
ママのねじれた背骨と骨盤を、Slingを使うことでメンテナンス出来ないかな?
何かのついでに、、一日の中で何かをしながら楽しめないかな?
それを集約したのが「Sling Rhythm」という形になったのです。
(Slingの正しいつけ方、ベビーの背骨、股関節の詳しいお話は、Sling Life講習会でしますので、一度ご参加くださいませ)

Sling Rhythmはどこでもできます。
産後ダイエットのためにエクソサイズDVDやマシーンなど買い込む女性も少なくありません。
しかし、「気持ちがあってもやる時間がない」とみなさん、おっしゃいます。
Sling Rhythmはあくまで「生活の一部」 だからいつでもどこでも気軽に出来ます。
テレビを見ている時のCMの時間だけ、お料理をしてるその瞬間、ベビーの寝かしつけタイムなどもSling Rhythmには充分出来る時間だと思います。
普段の姿勢を気をつけること、お腹とお尻の力を入れること、ベビーをあやすときに、授乳のとき家事をしているとき、上記2点を忘れずにそこにママのストレッチなどをしていくとより楽しい手応えのある時間になることでしょう。